咲き誇る桜、風に揺らめく新緑、
紅葉で色付く木々。
季節の色を感じながら、
これまでの大切な思い出と
これからの人生に思いを馳せる。
櫻木神社で叶える理想の結婚式。
平安朝の仁寿元年(851年)
大化の改新で活躍した大職冠藤原鎌足公五代の子孫で、冬嗣公 三男の嗣良公がこの地に居を移した時、この処に桜の美しい大木がありました。嗣良公がその木のもとに倉稲魂命を祀り、その後、武甕槌命の神を祀ったのが始まりです。
正暦三年(992年)「宮司家文書より」
その後、冬嗣公の八男 良世公の孫にあたる藤原則忠氏(髙梨相模氏)が祭祀を継承したと伝えられています。
現在の社家はその継承から28代目、初代から31代目に当たります。
現存する宮司家社家文書によれば、この地は古くには「桜木村」と呼ばれ、のちに「桜台村」となりました。
桜が咲き誇る美しい里だったと考えられています。
そして、今もなお広大な御神徳により、広くこの地の開発の守護神として御神慮を示されています。
また、野田市最古の社としてその歴史を重ね、参詣する人みな朝に祈り、夕に感謝の誠を捧げてまいりました。
伊弉諾尊(いざなきのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)
伊弉諾尊、伊弉冉尊は国生みの神として知られ、生命の祖神、男女良縁の祖神と言われています。また、当社は桜の開花に因み開運・縁結びのご利益があると言われています。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
倉稲魂命は、穀霊としての福神であり、富貴、財運豊饒にかかわる神様です。人々の生命を守り育て、家を富裕にしてくれる祖神であり、生活の衰運にかかわる大切な神様です。
武甕槌命(たけみかづちのみこと)
武甕槌命は、国護りに活躍した神として知られ、我に強さを与え給う神として、また強さは祈る人に与えられるものと考えられ、勝運・開運・吉運の守り神と言われています。
櫻木神社はその名の通り「桜」を特徴とした神社です。古くから日本の象徴として皆に愛されてきた、桜。寒い季節を乗り越えて美しく咲き誇る佇まいは、まるで人々の心の慶びを表しているかのよう。
そんな桜は「新たな始まり、出発」としておめでたい出来事の象徴にもなっています。
御縁があり結ばれたお二人のこれからの人生、苦楽を共にし、また新しい家庭を築く、その始まりの地として由緒あるこの櫻木神社の大御神に見守られながら慶びの契りを結んでいただきたいと思います。
結婚の儀は両家の繋がりを感じていただける大切な儀式です。
これからの人生の節目においても、お二人の始まりの場所で人生儀礼を執り行いに集まっていただきたいと思います。
宮司 高梨富弥
参列者が着席して準備が整うと式がはじまります。新郎新婦が本殿へと境内を進みます。
参列者の罪や汚れを取り去るための祓詞(はらいことば)を奏上した後、大麻(おおぬさ)を左右に振りはらいお祓いをします。
斎主が神前に進み、今日ふたりが結婚することを報告するとともに、神のご加護を願う祝詞を奏上します。
夫婦かための杯。神前にささげられていたお神酒が杯に注がれ、お二人が交互に酌み交わします。
神前に捧げられていた結婚指輪を新郎から新婦へ、つづいて新婦から新郎へ、の順番で取り交わします。
新郎新婦が生涯の契りを誓う言葉を読み上げます。夫婦として絆を築き、助け合っていくことを誓います。
榊(さかき)の小枝に紙垂をつけた玉串、神に供え物としてささげます。
親族かための杯。家族、親族の杯にお神酒を注いでまわります。斎主の掛け声のもと共に飲み干します。
斎主退場の後、新郎新婦、両家両親に続き順次退場します。